少子高齢化や後継者不在の問題から、「墓じまい」を選ぶ人が増えています。
でも、いざ検討すると気になるのは 費用はいくらかかるのか? という点ですよね。
この記事では、墓じまいにかかる費用の相場と内訳、費用を左右するポイント、注意点までまとめて解説します。
そもそも墓じまいとは?

一般的に「墓じまい」と呼ばれていますが、
法律上は 「改葬(かいそう)」 という手続きになります。
法的根拠
墓じまい(改葬)は、以下の法律に基づいて行われます。
情報元:厚生労働省
・墓地、埋葬等に関する法律
・墓地・埋葬等のページ
▶ 遺骨を別の場所へ移すには「改葬許可」が必要と明記されています。
墓じまいの費用相場

墓じまいにかかる総額は
30万円〜100万円程度が一般的な目安です。
ただし、これはあくまで平均的なケース。
立地や墓石の大きさ、改葬先の費用によって大きく変わります。
① 墓石の撤去・解体費
目安:20万〜50万円前後
価格が変わる要因:
- 墓石の大きさ
- 区画の広さ(㎡単価計算が一般的)
- 重機が入れるかどうか
- 山間部などの作業難易度
② 閉眼供養(魂抜き)
目安:3万〜10万円前後(お布施)
※宗派・寺院によって異なります
※法律で金額は定められていません
③ 行政手続き費用(改葬許可)

墓じまいは「改葬」にあたります。
市区町村で改葬許可申請を行う必要があります。
厚生労働省:墓地、埋葬等に関する法律
必要書類:
- 改葬許可申請書
- 埋葬証明書
- 受入証明書
費用目安:数百円〜1,500円程度
(自治体ごとに異なる)
手数料は少ないですが、手続きの手間はかかります。
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④ 離檀料(0円〜数十万円)
菩提寺(ぼだいじ)※1がある場合に発生する可能性があります。
金額はケースバイケースで、事前の相談が重要です。
トラブルを避けるためにも、感情的にならず丁寧に話し合いましょう。
※1 菩提寺…先祖代々のお墓があり、供養を依頼する寺院のこと
④ 離檀料
法律上の定額基準はありません。
寺院との関係性や地域慣習によります。
⑤ 新しい納骨先の費用
| 供養方法 | 目安 |
|---|---|
| 永代供養墓 | 5万〜30万円 |
| 納骨堂 | 20万〜100万円 |
| 樹木葬 | 10万〜50万円 |
| 手元供養 | 数万円〜 |
選択肢によって総額が変わるため、トータルで考えることが大切です。
費用が高くなるケース

- 山の上など重機が入りにくい墓地
- 大型の和型墓石
- 墓地の原状回復条件が厳しい
- 菩提寺との関係調整が難航
事前見積もりは必須です。
できれば 2〜3社に相見積もり を取ることをおすすめします。
墓じまいで後悔しないために
墓じまいは「工事」だけでなく、家族の感情や親族関係も関わる問題です。
✔ 親族の同意を事前に得る
✔ 書面で費用内訳を確認する
✔ 行政手続きを把握しておく
✔ 新しい供養方法を決めてから進める
準備をしっかり行えば、不要なトラブルを避けられます。
まとめ
墓じまいの費用は 30万〜100万円程度が目安。
主な内訳は、墓石撤去費・供養費・手続き費・離檀料・新しい納骨費用です。
金額だけを見ると高く感じますが、
今後の管理費や将来の負担を考えると、合理的な選択になることもあります。
焦らず、家族とよく話し合いながら進めていきましょう。
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