四十九日法要をお寺で営む場合、参列者や施主が用意して持参するものはいくつかあります。これは仏教の儀礼に基づくものと、法要を円滑に進めるための実務的なものがあります。
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施主(遺族・喪主)が持っていくもの
- 本位牌(ほんいはい)
- 葬儀で用いた白木の位牌から、黒塗りの本位牌に魂を移す「位牌開眼」を行うために必須。
- 遺骨(いこつ)
- 四十九日と同時に納骨をする場合は骨壺を持参する。
- 遺影写真
- 法要の祭壇に飾る。葬儀で使ったものをそのまま利用可能。
- 御布施(おふせ)
- 僧侶への謝礼。
- 「御布施」のほか、必要に応じて「御車代(移動費)」「御膳料(会食辞退料)」を用意。
- 供花・供物
- 生花、果物、菓子などを祭壇に供える。地域によっては菓子折りが一般的。
- 返礼品(満中陰志・忌明志)
- 四十九日を機に香典返しとして渡す。
参列者が持っていくもの
- 御仏前(ごぶつぜん)
- 四十九日以降は「御仏前」と表書きするのが一般的。
- 金額は3千円〜1万円程度が目安(関係性による)。
- 数珠
- 参列時に必ず持参する。
- 供花や供物(希望がある場合)
- 遺族に確認して持参する場合もある。
その他の注意点
- 法要に参列する場合は 黒または地味な喪服 が基本。
- お寺に持ち込むものは事前に僧侶や寺院に確認しておくと安心。
- 会食を行う場合は、寺院でできるか外で準備するか確認が必要。
読み仮名
四十九日法要を お寺でおこなうときに、 施主(遺族・喪主)や 参列者が 準備して 持っていくものがあります。施主が持っていくもの
- 本位牌:白木の位牌から本位牌へ魂を移すため。
- 遺骨:納骨をおこなう場合は骨壺を持参。
- 遺影写真:祭壇に飾る。
- 御布施:僧侶へのお礼。御車代や御膳料を添えることも。
- 供花・供物:生花や果物、お菓子など。
- 返礼品:「満中陰志」「忌明志」として参列者に渡す。
参列者が持っていくもの
- 御仏前:四十九日以降は「御仏前」と表書きする。
- 数珠:参列に必須。
- 供花や供物:希望がある場合は持参。
その他の注意点
- 服装は喪服や地味な礼服。
- 持ち込むものは事前に寺院へ確認すると安心。
- 会食をするかどうかも事前に確認。