49日法要 準備について

四十九日法要の準備

四十九日法要（しじゅうくにちほうよう）は、故人が成仏するとされる大切な節目の法要です。忌明けの法要でもあるため、施主（喪主や遺族代表）が中心となって丁寧に準備を整えることが大切です。

日程と会場の準備

• 日程の決定
  実際の命日から49日目に行うのが基本。ただし、平日などで親族が集まりにくい場合は「繰り上げて」土日に営むことも一般的です。
• 会場の手配
  自宅、菩提寺、斎場などから選ぶ。納骨を予定する場合は墓地や納骨堂も合わせて手配。
• 僧侶への依頼
  菩提寺の住職に日程を伝え、読経をお願いする。

仏具・祭壇の準備

• 本位牌
  葬儀で使った白木の位牌から、本位牌（黒塗り位牌）へ魂を移す「開眼供養」を行う。
• 遺影写真
  法要の祭壇に飾る。
• 供花・供物
  生花、果物、お菓子などを供える。
• 香炉・線香・ローソク
  焼香の準備を整える。

納骨を行う場合の準備

• 遺骨と骨壺
  納骨を四十九日と合わせて行う場合は必須。
• 埋葬許可証
  火葬場で受け取った書類を納骨時に提出する。
• 墓地・納骨堂の確認
  石材店や寺院と事前に打ち合わせておく。

参列者への準備

• 案内状・出欠確認
  法要の日程や場所を記した案内を送り、出席者を把握。
• 会食（精進落とし）
  法要後に用意する食事。会場の手配や仕出し弁当の予約を行う。
• 返礼品（満中陰志・忌明志）
  四十九日を機に香典返しを兼ねて贈る。お茶や菓子、カタログギフトが一般的。

僧侶への準備

• 御布施（読経への謝礼）
• 御車代（遠方から来てもらう場合の交通費）
• 御膳料（会食に同席されない場合のお食事代）

服装と施主の心構え

• 服装
  遺族は喪服（正喪服や略喪服）、参列者も黒や地味な礼服が基本。
• 施主の挨拶
  法要後に僧侶と参列者へ感謝の言葉を述べる。

読み仮名

四十九日法要しじゅうくにちほうようの準備じゅんび

四十九日法要しじゅうくにちほうようは、 故人こじんが 成仏じょうぶつするとされる 大切たいせつな 節目ふしめの 法要ほうようです。 施主せしゅ（喪主もしゅや 遺族代表いぞくだいひょう）が 中心ちゅうしんとなり、 準備じゅんびを 整ととのえることが 重要じゅうようです。

日程にっていと会場かいじょうの準備じゅんび

• 日程決定にっていけってい：命日めいにちから49日目にちめが基本きほん。都合つごうで前倒まえだおしすることもある。
• 会場手配かいじょうてはい：自宅じたく、菩提寺ぼだいじ、斎場さいじょうから選えらぶ。
• 僧侶依頼そうりょいらい：住職じゅうしょくに日程にっていを伝つたえ、読経どきょうをお願いねがする。

仏具ぶつぐ・祭壇さいだんの準備じゅんび

• 本位牌ほんいはい：白木位牌しらきいはいから本位牌ほんいはいへ魂たましいを移うつす「開眼供養かいげんくよう」。
• 遺影写真いえいしゃしん：祭壇さいだんに飾かざる。
• 供花くげ・供物くもつ：生花せいかや果物くだもの、お菓子かし。
• 仏具ぶつぐ：香炉こうろ、線香せんこう、ローソクなど。

納骨のうこつをおこなう場合ばあいの準備じゅんび

• 遺骨いこつ・骨壺こつつぼ
• 埋葬許可証まいそうきょかしょう（火葬場かそうばで受うけ取とる書類しょるい）
• 墓地ぼちや納骨堂のうこつどうの確認かくにん・石材店せきざいてんとの打合うちあわせ

参列者さんれつしゃへの準備じゅんび

• 案内状あんないじょうを送おくり、出欠確認しゅっけつかくにんをする。
• 会食かいしょく：「精進落しょうじんおとし」の準備じゅんび。
• 返礼品へんれいひん：「満中陰志まんちゅういんし」「忌明志きあけし」として贈おくる。

僧侶そうりょへの準備じゅんび

• 御布施おふせ（読経謝礼どきょうしゃれい）
• 御車代おくるまだい（交通費こうつうひ）
• 御膳料おぜんりょう（会食かいしょくに同席どうせきされない場合ばあいのお食事代しょくじだい）

服装ふくそうと施主せしゅの心構こころがまえ

• 服装ふくそう：遺族いぞくは喪服もふく、参列者さんれつしゃも地味じみな礼服れいふく。
• 施主せしゅは法要ほうようのあとに僧侶そうりょや参列者さんれつしゃへ感謝かんしゃの挨拶あいさつをする。