満中陰志
「満中陰志」とは、関西地方を中心に使われる表現で、故人の四十九日(満中陰)を終えたことを知らせるとともに、香典や供物をいただいた方への感謝を伝える返礼品に添える挨拶状のことです。
関東では「志」や「忌明志」という表記が一般的ですが、意味合いはほぼ同じです。
挨拶状は以下の要素で構成されます。
- いただいた厚志への感謝
- 四十九日を終えたことの報告
- 返礼の品を送る旨
- 略儀ながら書中でのお礼
満中陰志 挨拶状 例文1
(丁寧な形式)
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたびは亡き ○○ 儀 葬儀に際しましてご芳情を賜り、厚く御礼申し上げます。
おかげさまで滞りなく四十九日の法要を相営みました。
つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をお届けいたしますので、
何卒ご受納くださいますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
令和○年○月
遺族一同
満中陰志 挨拶状 例文2
(簡潔な形式)
謹啓 このたびはご芳情を賜り、心より御礼申し上げます。
おかげさまで四十九日の法要を滞りなく相営むことができました。
これもひとえに皆様の温かいお心遣いの賜物と深く感謝いたしております。
つきましては供養のしるしとして心ばかりの品をお届けいたしますので、
何卒ご受納くださいますようお願い申し上げます。
謹白
※仏事に関する手紙では、格式を重んじる場合は句読点を用いないのが無難ですが、読みやすさを考慮して上記では句読点を付けております。
仏事の手紙へ句読点 →詳しく
まとめ
「満中陰志」の挨拶状は、四十九日法要を終えたことと、参列や香典をいただいたことへの感謝を伝える大切なものです。
関西では「満中陰志」、関東では「志」「忌明志」と書かれる違いはありますが、伝える気持ちは共通しています。
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